来春に開設する「恐竜学部」をPRしようと、福井県立大が4日、永平寺キャンパス(永平寺町)でオープンキャンパスを開いた。国内初の学部とあって、北海道から沖縄まで全国から約100人の高校生らが参加した。
まず、恐竜研究所の河部壮一郎准教授が恐竜学部の特徴を説明した。古生物学や地質学、古気候学に特化し、恐竜・地質学科の中に恐竜・古生物コースと地質・古環境コースを置く。県立恐竜博物館(勝山市)の隣に勝山キャンパスを建設中で、博物館の学芸員らも講義や研究を指導する。「30人以上の専門家集団による恐竜の教育を受けられるのは日本でここだけ」と話した。
海外の発掘現場でのフィールドワークを予定し、大型CT撮影装置などを使い、化石や地形をデジタル化したデータを教育や研究に活用することも紹介。学部長に就任する予定の西弘嗣教授も「4年間どっぷり恐竜につかってほしい」と話した。
ワークショップでは、授業で…